『四則計算のルール』なぜかけ算と割り算を先に計算するのか

数学

足し算、引き算、かけ算、割り算の4種類の計算をまとめて四則計算といいます。

四則計算は数学を学ぶ上で非常に大切です。

四則計算にはルールがあり、このルールはサッカーで例えるとサッカーでは「手を使ったら反則」ですよね、四則計算でも「かけ算、割り算より先に足し算、引き算を計算」してしまったら答えを間違えてしまいます。

これくらい当たり前で大切なことなので、理解できるようにしていきましょう♪

ではルールを紹介します。

 

ルール1

「足し算、引き算のみの場合、左から順番に計算する」

(例題)

$5-2+3=6$

左から順番に計算すると 「$5-2=3$」 となり 「$3+3=6$」 と計算しますよね。

でも、左から順番に計算しなくても

「$-2+3=1$」 と計算してから 「$5+1=6$」 でも答えは同じですよね。

ただ、左から順番に計算しないと、次のような間違いをしてしまうかもしれません。

「$2+3=5$」 と計算してから 「$5-5=0$」 と計算すると答えが変わってしまいましたね。

では、なぜこの答えが間違えなのか具体例でみてみましょう。

(問題)
一昨日りんごを5個買いました。昨日りんごを2個食べました。今日りんごを3個買いました。今、家にりんごが何個残っていますか?

この問題の式は上の式と同じで $5-2+3$ となり、

(答え)6個

0個じゃおかしいですね。

このような間違いをしないためにも左から順番に計算していきましょう♪

※ 「$5+(-2)+3=6$」 このように考えるとミスが減ると思います。

 

ルール2

「足し算、引き算、かけ算、割り算が混ぜっている式は先にかけ算と割り算を計算してから左から順番に計算していく」

(例題)

$8+6×2-4÷2=18$

先にかけ算と割り算を計算するので

「$6×2=12$」 と 「$-4÷2=-2$」 を計算して

「$8+12-2=18$」 となります。

では、なぜこのようなルールがあるのか考えていきましょう。

(問題)
1個100円のりんごを3個と1個50円のみかんを4個買いました。合計でいくらですか?

この式を立てると $100×3+50×4$ となり、

(答え)500円

簡単ですね。

ただ、この式を左から順番に計算してしまうと、

「$100×3=300$」 「$300+50=350$」 「$350×4=1400$」

1400円となってしまい、間違いですね。

このように『普段の生活の中で当たり前のようにかけ算、割り算を先に計算している』ので、このルールがあるのだと思います。

 

ルール3

「括弧(かっこ)がある式は先に括弧の中を計算する」

このルールはシンプルで括弧の中を先に計算するだけです。

(例題)

$4+3×(1+5)=22$

「$4+3×6$」 となり、先にかけ算を計算するので、

「$4+18=22$」 となります。

※かけ算、割り算よりも先に括弧の中を計算します。

 

まとめ

ルールをまとめると

括弧の中を計算する

かけ算と割り算を計算する

足し算と引き算の形になったら左から順番に計算する

 

計算する順番に悩んだらこのルールを思い出してみて下さい♪

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